まえがき 大人気のオルカン。私も本家VTからオルカンへ乗り換える旨味があるのか? そんな疑問を持ち、過去の基準価額から感触を探ってみました。 結論としては、敢えてオルカンに乗り換える旨味はなく、私は本家VTのままでいいかなと考えています。 昨年8月、楽天VTと本家VTの投資効率を比較してみました。その結果、私の積立タイミング&積立額であれば、楽天VTの方がやや劣るものの、ほぼ同等でした。また、今回比較した感触では、その楽天VTとオルカンとの投資効率にも大差はなさそうです。したがって、オルカンの投資効率が本家VTに対して有意に大きいとは言えない。現時点では敢えて乗り換える旨味もない、というのが私の見解です。 そんな記事です。時々気が向いたら最新の基準価額を反映したグラフに更新します。 FTSE-GACIに連動する全世界株式の投資商品 私は本家VT(Vanguard Total World Stock Index Fund ETF)の積立投資を続けています。もう積立開始から約三年です。私の主な金融資産は現金と本家VTとの二つのみで構成されています。 ご存じの通り、本家VTは全世界株式に投資する米国ETFです。連動指数はFTSE-GACI(グローバル・オール・キャップ・インデックス)。これは日本含む計48か国の8,000以上(※A)の銘柄に対する時価総額加重平均型の株価指数です。 過去のリターンが最も大きい資産クラスは株式。その株式の市場ポートフォリオに最も近い指数の一つがFTSE-GACIです。市場ポートフォリオに投資する利点の詳細な説明は割愛しますが、株式市場ポートフォリオに投資したいならば、本家VTは最有力な投資商品です。 ただし、株式の市場ポートフォリオに準ずる投資商品は本家VTだけではありません。現状ではFTSE-GACIに連動する代表的な投資信託が二つ(※B)あります。 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT) SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま) この二つの投資信託に対しては、2020年8月に本家VTとの投資効率を比較したことがあります。その時点の結果では、あくまで私の積立タイミング、積立額、所得状況(外国税額控除の還付金に影響)の場合という条件下ですが、楽天VTと雪だるまよりも本家VTの方が投資...
コメント
コメントを投稿