海外ETF(VT)積立投資の実績公開:2020年1月8日に1口積立

今回の記事も海外ETFの不定期積立の報告です。

2020年1月8日にVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)を1口積立てました。受渡金額は$81.12です。今回の原資は出張旅費の精算金ですので少額です。ただ、余剰資金には違いありません。『手数料が無料ならば、余剰資金は速やかに積立にまわすべき』ということで、1口だけですが積立てました。

今回の積立の結果、各口座の保有VTの数量は以下となりました。

  • 特定口座:3,946口
  • NISA口座:364口
  • 合計:4,310口

2020年1月10日時点の保有VTの詳細は以下の通りです。

余談

ここからは少し余談です。

余剰資金を投資するなら、一括投資か分割投資か?

例えばですが、臨時収入が手に入り積立投資にまわす場合を考えます。問題の複雑化を避けるため、買付手数料が無料としましょう。

この場合、『速やかに余剰資金を一括で積立投資にまわした方がよい』という意見と『高値掴みを避けるために数回に分けて分割で積立投資にまわした方がよい』という意見があります。さて、そのどちらが合理的なのでしょうか?

投資に関する書籍やブログの説明を読む限りでは、前者の方が合理的らしいです。後者は分割投資をするため、余剰金の一部をすぐ投資にまわすことができません。投資開始を遅らせた分だけ投資期間が短くなり、一括投資に比べて将来の評価額の期待値が小さくなってしまうという訳です。一方で、一括投資ではなく分割投資にしても、リスクは低減できず『気休め』という心理的な効果しかないそうです。

結論は正しいのかもしれませんが、上の説明は定性的な説明ばかりで腑に落ちない感じが残りますね。リスクという言葉も具体的に何を指しているのかあいまいです。

ただ、私は余剰金は速やかに投資に回すようにしています。昨年までは特定口座では買付手数料の考慮も必要でしたが、今年からVTは買付手数料が無料なので、手数料負けについて考慮する必要がなくてありがたいものです。

ご参考ですが、YouTubeにも一括投資の方が合理的であることを説明した動画がありましたので埋込んでおきます。

少し勉強を

そんなこんなで、もう少し定量的に理解したいと思い調べてみました。すると、学生時代に学んだ懐かしい言葉が出てきて驚きました。幾何ブラウン運動、ウィーナー過程、伊藤の公式、マイチンゲールなどなど。どうやら、株の値動きのモデルには拡散現象やノイズ解析の基礎理論などと同じような考え方を用いているようです。経済学はよくわかりませんが、金融関係の分野では必要となる基礎知識が理工系と共通なのかもしれません。

金融工学という分野を勉強すると、一括投資と分割投資の比較の問題なども考察できそうになるそうです。さすがにネットの情報だけではつらいので、一冊だけ本を買ってみました。『金融工学入門[第2版]』(デービット・G・ルーエンバーガー)という少し厚い本です。これから休日にでも勉強してみようかと思っています。

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