本家VT積立投資の実績公開:2021年分の外国税額控除還付金は99,296円の予定

追記:2022年2月14日

2月14日に外国税額控除の還付金が入金されました。

投稿時の記事

今回は確定申告の報告です。

私も先週勤務先から源泉徴収票が配布されました。ですので、配布の翌日に早速e-Taxで確定申告を済ませました。

私は米国ETFであるVTに積立投資を続けています。毎年確定申告する目的は、外国税額控除によりVTの分配金に課された米国税の一部を還付してもらうことです。

銀行口座への入金はこれからですが、申請に不備などなければ還付金が99,296円になる見込みです。昨年はVTの分配金が多めだったこともあり、還付金も過去最高でした。

実際に入金したら、再度内容を更新したいと思います。

過去のVTの分配金と外国税額控除の還付金は以下の表の通りです。

過去の分配金と外国税額控除還付金
分配金(円)外国税額控除
還付金(円)
分配金と
還付金(円)
3月6月9月12月年間合計
2018029,877101,865138,061269,803 14,377284,180
201985,577164,316139,307207,750596,95077,478674,428
202082,286135,655156,191217,804591,93662,977654,913
2021107,726221,496185,241372,996887,45999,296986,755

2021年分の分配金と還付金との合計が986,755円でした。一月当たり約8万円相当です。この金額を多いと捉えるか、それとも少ないと捉えるか。人により意見が分かれそうです。

私の生活水準ですと、月8万円あれば家賃、水道光熱費(電気、ガス、水道)、通信費(固定回線、モバイル回線)の支払には足ります。しかし、食費までは賄いきれません。少なくとも月10万円、可能であれば月12万円あると食費を含めても十分となり安心かなと感じます。

もっともVTにインカムゲインを期待することは本意ではありません。あくまで気持ちの問題です。

余談:米国ETFの確定申告について

最近は全世界株式の指数に連動した投資信託が益々充実してきました。このため全世界株式の投資信託と米国ETFが比較されることが増え、比較項目の一つに確定申告の手間が必ず挙げられます。そして、比較において外国税額控除をうけるために確定申告が必要となる米国ETFの方が否定的に扱われます。

ただ、私は確定申告を経験する機会が得られることを、あまり不利点と捉えなくてもよいのではないかと考えています。

会社員が外国税額控除の申請をするだけならば、さほど難しくありません。初回は戸惑うかもしれませんが、二回目以降は30~60分程度で済ませることができます。e-Taxで申請するならば、年に一度30分のパソコン作業をするだけで済むのです。

一方で確定申告の入力を進める中で、源泉徴収票、取引報告書、過去数年の確定申告資料に目を通すことになります。自分にどのような控除が適用されているか、その控除の計算が適正か、あるいは税制が前年と変わっていないかなどの確認にもなります。他にも国内外の配当金や分配金、譲渡損益などをどのように申告すれば有利になるか断片的であっても知る機会になり得ます。

米国ETFを買付ける際のドル転や、指値注文の金額調整などは、学びのない本当に単なる作業です。手間以外の何物でもありません。しかし、米国ETFの分配金に関係する確定申告については、手間がかかるだけのデメリットではありません。年に一度税金について少し深く振り返る機会、と捉えてあげてもよいのではないかと思います。

ちなみに外国税額控除を総合課税で申告した場合は、還付金が36,109円でした。ただし、あくまで私の場合です。

そもそも税金のルールって、どうしてこんなに複雑なのでしょうね。計算がシンプルに、そして税金が一意に決まるようにしてもらいたいものです。

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