$VT $VTI $VXUS と楽天VTもどきの構成銘柄について
昨年四月頃、楽天VTの投資対象がVT単体からVTとVTIとVXUSの混成に変更することが発表され、話題になりました。目的はVTIとVXUSの混成にすることで経費を下げることだそうです。
元々は楽天VTはFTSE-GACIへの連動を目指すVTを単純に買い付ける投資信託でした。このため楽天VTの構成銘柄はVTの構成銘柄に一致していました。
しかし、VTだけでなくVTIとVXUSが加わると構成銘柄は複雑になります。これはVTとVTI、VTIとVXUSの構成銘柄に重複が存在するためです。
よく楽天VTの構成銘柄をVTと同じ9,500程度と言う人がいますが、これは誤りです。本当の構成銘柄は12,000弱です(2023年7月末時点)。
これは、例えば以下のバンガード社の公式ページから各ETFの構成銘柄を入手し、重複の有無を精査すれば誰でも確認できます。
参考に、VT、VTI、VXUSの構成銘柄をベン図にまとめました。果たしてVTとVTIとVXUSのバランスを取りながら運用し、どの程度FTSE-GACIへ連動可能なのでしょうか?
あくまでFTSE-GACI連動に重きを置くなら、SBI VT(SBI V 全世界株式)の方が賢明じゃないかな。
追記:雪だるま(全世界株式)について
ちなみに雪だるま(全世界株式)もFTSE-GACI連動を謳っていますが、VTI、SPDW、PEMの3つのETFに投資しています。参考ですが、VTも加えた4つのETFの構成銘柄を調べて、ベン図を作成してみました。
こちらも、どの程度FTSE-GACIへ連動可能なのでしょうかね?
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