海外ETF(VT)積立投資の実績公開:2019年の分配金は596,950円

2019年までのVTの分配金

以前も書いた前置きですが、2018年に私は投資対象をVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)という海外ETFのみに一本化しました。これを受け、2019年は愚直にVTの積立投資を継続した一年でした。2019年の投資結果を私的に整理しているのですが、その情報の一部をブログに投稿してみたいと思います。

今回投稿する記事では、2019年までに受取った分配金を紹介します。そのなかでタイトルの通り2019年の一年間で受取った分配金についても紹介したいと思います。

VTの分配金まとめ

最初に私が受取った過去の分配金一覧を、以下の表にまとめてみました。

過去のVTの分配金(金額は税引き後)
日付特定口座一般NISA口座為替
レート
(円/$)
特定口座
+一般NISA口座
2018年2019年
数量
(口)
金額
($)
数量
(口)
金額
($)
数量
(口)
金額
($)
数量
(口)
金額
($)
金額
(円)
2018/6/28660261.57209.9200.00110.05680271.4929,877
2018/10/23,257846.4514547.1800.00113.993,402893.63101,865
2019/1/43,4941,218.5614563.8200.00107.663,6391,282.38138,061
2019/3/293,494706.7814536.6810927.57110.993,748771.0385,577
2019/6/213,4941,382.2014571.8915375.85107.403,7921,529.94164,316
2019/9/303,7561,174.2214556.7515359.87107.924,0541,290.84139,307
2019/12/303,9461,732.3614579.7315384.13109.564,2441,896.22207,750

上の表が全てなのですが、数字だけではわかりにくいのでグラフにしてみます。

まず、四半期毎の分配金受取時のVT余裕数量は以下の通りです。

これに対し、各期に受取ったVTの分配金は以下の通りです。この分配金は、特定口座と一般NISA口座の分を合算したものです。また、金額は税引き後のものです。

金額についてのコメント

四半期毎に分配金の水準は変化しますが、基本的に保有数量が増えるにつれて分配金の金額も徐々に増えてきました。これまでに受取った分配金の合計すると$7,935.53、円換算では866,753円でした。

一点補足すると、2018年中に受取った分配金に対して、外国税額控除により14,377円が還付されました。ですので、外国税額控除の還付金も加えると881,130円です。今年も確定申告することで、2019年の分配金に対しても還付金を受け取れる予定です。ですので、その還付金も含めるともう少しだけ金額が増えると思います。

また、2019年の1年間で受取った分配金の合計は$5488.03で、円換算では596,950円です。これは1ヶ月当たりの平均額で約49,746円に相当します。この金額は、私の最低限の生活費の半分程度に相当する額です。

そう考えると大きいですね。食費、通信費、電気代、水道代くらいを分配金でまかなえてしまいますので。

欲を言えば、現状の2倍、年間120万円の分配金を得ることができれば、家賃もまかなうことができます(ただし、会社の家賃補助を受けた上でですが)。その状態に達すれば、精神的にもかなり余裕が生まれるに違いありません。ですが、今の2倍の額を積立てるには、現状のペースでも10年近くかかりそうです。結婚などのライフイベントがあれば支出が増えますので、実際は更に長い時間がかかるかもしれませんし。本当に年間120万円の不労所得は遠い目標です。

余談:分配金はもらってみるとやっぱりうれしい

最後に余談です。

はじめに書いた通り、2018年に私は個別株と投資信託を全て売却し、投資対象をVT一本にすることを決めました。その時、懸念事項の一つだったのが分配金でした。分配金が支払われると課税されてしまうため、ファンド内で再投資する場合に比べて、運用利回りが低下してしまうためです。「分配金を払わずにファンド内で再投資してくれた方がよのにな」なんて思っていましたが、残念ながら、制度上分配金を支払わざるを得ないらしいですね。

そんな私ですが、いざ実際に分配金を受取ってみると、利回りのことなど忘れて舞い上がってしまいます。「インカムゲインとキャピタルゲインを合わせてトータルリターンですよ」と投資の入門書にも書いていたのですが、仕方がありません。一定のお金を受取るというイベントには人間の理性を惑わす魅力があるようです。危険です。

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